人生のターニングポイントには常に『人』

ーUBUNTU入社のきっかけは?

代表の倉成さんは、私が中学生の頃の塾の先生。先生と生徒という関係でした。

時を経て新卒1社目は信用金庫に勤務していたのですが、かなり燻っていて。「やっても結局自分の成果にならない」という内容をFacebookに投稿していたんです(笑)。それを倉成さんが見ていてくれたのか、声をかけてくれました。それから数日後には会社に退職することを伝えたんです。

思い切った決断がすぐできたのは、人生のターニングポイントは常に『人』がいるからです。なにかをはじめるきっかけや、大学生から社会人になるタイミングなど、大事な局面は誰かが声をかけてくれた。キーマンになる人が必ずいるんですよね。

そのタイミングで倉成さんから声をかけていただいて、『この人と仕事してみたい』って思えたのが、まず大きな理由でした。

さらに倉成さんは塾講時代の教え子が3000人ほどいるのですが、その中で私を選んで声をかけてくれたのもうれしかった。本人にはあんまり言わないですけど、そういうご縁って非常にありがたいじゃないですか。『このタイミングを逃したら、次はもうないな』って思い、入社を決めたんです。

お客さまが『なぜ今そうなっているか』を知り尽くす

ーやりがいを感じるのは?

やりがいを感じる瞬間は、前職も現職もあまり変わらないです。ただ大きく違うのは、お客さまのために使える時間がとても増えたこと。前職は一日約20件商談をこなすのですが、どうしても作業のようになってしまっていた。僕はお客さまとゆっくり話して、問題を解決していきたいんです。だから当時は「生産性が悪い」と上司に言われていました。

逆に求められる成果に対して、クレバーに対応している方もいますよね。どっちが悪いではなく、タイプの問題なんです。会社のために仕事が出来る人なのか、人のために仕事したい人なのかの差だと。

でも、私はいろいろな人と会ってじっくり話をするのが好きなので、UBUNTUでは本当にゆっくり時間をかけて話ができるのが楽しくて、仕事以外のことでも何でも聞いてみたいと思います。そのなかで、お客さまの過去を知ることで『なぜ今そうなっているのか』を理解することを一番大事にしてるんです。これがUBUNTUだと出来るので、凄いやりがいがありますよね。

ーどんなお客さまがいる?

もともと信用金庫の、飲食店を経営するお客さまなのですが、独立のあいさつでお邪魔させてもらったときに「僕、映画をとりたいんですよ」って話を唐突に話されたんですね。

とはいえ映画の知識は皆無だったので、何からはじめればいいかもわからない。専門家の人に「そんなことも知らないの?」と厳しいお叱りを受けながら何とか情報を集めていくんです。資金集めに困っていらっしゃったので、ファンドを作るのが正しいのかどうかなども議論しました。

結果的には、お客さまのために映画の製作会社を設立したんです。これはまさにプライベートバンカーならではの仕事。信用金庫にいたころだったら、こんなやり方を想像することすらできなかったと思います。当時の自分が出来る事って「頑張ってください」って言うことぐらいですから。

やっぱりお客さまのために時間をたっぷりかけることができるからこそ、今回の会社設立が実現できたんですよね。この柔軟性、すなわちお客さまを本当に第一に考えられるのがプライベートバンカーの良さだと思います。

お客さまを知りたいし、自分のことも知ってほしい

ー倉成社長はどんな人?

とにかく人のために尽くしたがる人。平たく言うとお節介ですかね。自分が良いって思えた人に対してはどれだけ時間を割いても良いと考えるような人です。

また、自分のやり方を尊重してくれるのもありがたいですね。「お客さまのこととなると上司である俺のいうこともお前はまったく聞かないよね?笑」ってよく言われるのですが、自分のやりたいこと・思っていることを仕事にしていいんだって思わせてくれたんです。『何事もまずやってみないとはじまらない』ということも伝えてくれているんだと思います。

ーお客さまにとってどんな存在でありたい?

役に立つのは大前提で、そのうえで凄い面白味のある、人間味のある人だと思われたいですね。
やっぱりどの仕事も、結局人と人との関わり合いの部分が大きいと思うので。

商品の案内や説明を単にするだけじゃなくて、自分のことを相手にも知ってもらいたい気持ちもあります。営業マンというよりは、そういう人でありたいという感覚ですね。

たとえばなんでも相談できる友人って、そもそも相手のことをたくさん知っているし、知ってもらっているから相談できる。

仕事においても全く同じだと思っています。相談を受けたらその人を知っているからこそ親身になって傾聴して支えてあげたい。

この連鎖が仕事も同じで、お客さまの夢や悩みを話してくれたから、我々が全力でサポートする。どちらかが欠けては成り立たない。そんな関係性を築いていきたいです。

UBUNTUを『うまく使える』仲間とともに

ーどんな人と働きたい?

仕事が大好きな人が来てほしいです。前向きに仕事に取り組める人。そういう人は周りが応援したくなるんですよね。困ってる人がいたら助けてあげたいなって思いますし、逆に手を差し伸べてあげられるような方とやっぱり一緒に働きたいなって思っています。

逆にいうと、指示待ちの人は、UBUNTUには向いてないと思います。『こういうことをやってみたい』とか『こういう人に会いたい』とか、積極的に動ける方であれば、非常に面白い仕事ができると思います。

倉成さんも「UBUNTU卒でどんどん独立してほしい」と言っています。だから、うまくこの会社を使って、前向きに仕事に取り組んでくれる人と一緒に仕事がしたいですね。